2021年1月23日、1995年テレビシリーズから現在まで、多くのファンとアニメブームの火付け役伴った、「劇場場シン・ヱヴァンゲリヲンii」の公開が決まった。
金曜ロードでは、最終章になる今作に合わせ、劇場版新ヱヴァンゲリヲンの三部作の放送される。
金曜ロードショーでは、今までも劇場版の放映公開に合わせ劇場版ヱヴァンゲリヲンが放送されてきた。第二章になる「劇場版ヱヴァンゲリヲン破」の
公開では、劇場版ヱヴァンゲリヲン:序を、第3章の「劇場版ヱヴァンゲリヲンQ」の公開には、同じく「新ヱヴァンゲリヲン序・破」と2作品を二週連続にわたって放送した。
【原題】「新世紀ヱヴァンゲリオン」とは?年越しの劇場公開に備えその歴史を振り返る
ヱヴァンゲリヲンはもともと1995年のテレビ東京からの放送スタートし、一大ムーブメントを引き起こした。
20年以上にも渡り多くのファンに愛されたのは、作品の良さもあるがVHSビデオテープ、DVDなどによるアニメ作品の販売が要因にあげられる。
自分は実際に地上波で観ていたのだが、当時はまだ中学生でアニメオタクと言うほどテレビアニメに興味は無かったのが本音だ。
実際自分が作品を鑑賞したのは途中からだった。
その当時でもアニメオタクなる物は存在し、監督の庵野秀明の名は、OVA「オネアミスの翼」「トップをねらえ!」などで既にアニメオタクでは有名だったのだが、それを知らない世代の自分たちからすれば、地上波で流れる「新世紀ヱヴァンゲリオン」作品のクオリティーは異常と言うべき高さで、心をわしづかみにした。
放送が終了した後もファンの熱は冷めず、何年にもわたって本作は深夜放送枠で何度もリバイバル放送がされた。
アニメを最初から観たもの、途中から見たもの、放送終了後に知ったものなど口コミが口コミを呼び、アニメのLD(レーザーディスク)の販売とVHSの販売が入れ替わるように販売されたVHSビデオテープはだれもが買い集め、DVD、BLによるデジタルリマスターなどでは、地上波放送が一切なくなったにも関わらず、その存在を知らない世代も、親から子へと移っていった。
ヱヴァンゲリヲンが愛され続けた要因
先にも述べたようにヱヴァンゲリヲンが世に最初に出たのは、1995年テレビ東京系放送枠「新世紀エヴァンゲリオン」としてだ。
庵野秀明監督にとってNHK「不思議の海のナディア」いらいの地上波監督作品になる「新世紀エヴァンゲリオン」は、テレビシリーズ全26話で完結をした後、その1997年、テレビ放送から約二年後、テレビシリーズを再構築した映画作品「劇場版エヴァンゲリオンシト新生」が上映され、更にその半年後、テレビシリーズのストーリーラインを主軸にした「劇場版新世紀エヴァンゲリオン・Air・まごころを君へ」が上映された。
このように俗に言う旧エヴァンゲリオンとは、1995年10月4日から「劇場版新世紀エヴァンゲリオン・Air・まごころを君へ」の上映1997年7月の約二年間という長さをファンの間で何度もその熱気を再燃させているのである。
これはテレビシリーズ2クール約8ヶ月の4倍にもなる長さだ。
しかも映画上映までの2年という間、エヴァンゲリオンのビデオシリーズは売れに売れ、ビデオ媒体で多くのファンを獲得していったのである。
「劇場版シン・ヱヴァンゲリヲン」を最高に楽しむためにするべき事
新世紀エヴァンゲリオンはただのアニメ作品ではない。
まさに時代を作ったアニメ作品と言える。
ドラマ・映画などが社会現象になる事は多いが、こんなにも社会に復旧するものはない。
多くの場合、放映後は熱が冷めていくことからは逃れられない。
だが、それは監督・庵野秀明氏が「エヴァンゲリオン」と言う作品を常に納得いくまで、再構築して行ったからである。
そして残念だが来年の2021年1月23日、最後のヱヴァンゲリヲン作品となる「劇場版シン・ヱヴァンゲリヲン」の公開に寄って、この伝説は終わりを迎えるだろう。
20年という積み重ねの終演を楽しむ為、是非この最後の映画上映までに、まだヱヴァンゲリヲンシリーズで見ていないがあるのなら、歴史の全てを楽しむ為に鑑賞することを勧める。