2021年の幕が開け、1月の10日あたりから続々と新作のアニメが始まりました。
去年は映画鬼滅の刃・無限列車篇が一大ブームにもなり、アニメ産業にも景気の回復が見られます。
今年も映画や新作アニメなどを追っていきたいと思います。
さて、今年は去年から始まった進撃の巨人が完結を迎え、1月23日には新劇場版シンエヴァンゲリオンが完結を迎えたりと、長年続いた大作が終焉を迎えます。
その中で続々と芽吹く新たな新作、特にアニメ会社が独自に製作するオリジナル作品にも注目が集まります。
その中で、今日、1月12日よりの放送から始まる「ワンダーエッグ・プライオリティ」は、新年最初のオリジナル作品であり、脚本を実写ドラマなどで活躍した野島伸司さんを起用し、前社名A-1 ピクチャーズを改めたCloverWorksが担当する、一押しの作品です。
ワンダーエッグ・プライオリティとは?卵がつなぐ少女たちの物語。
ワンダーエッグ・プライオリティはある日謎のタマゴを拾った一人の少女とそれを取り巻く3人の女の子たちの話です。
14歳の少女・大戸アイは、深夜の散歩の途中で出会った謎の声に導かれ、不思議な「エッグ」を手に入れる。
「エッグ」を持て余していたアイが、翌日昨夜の場所に再び向かおうと玄関のドアを開けると、
そこはなぜか、どこかの学校の校舎に繋がっていた。不気味な雰囲気漂う校内の様子に戸惑い逃げ込んだトイレで、アイは謎の声に促され、ついに「エッグ」を割ってしまう……。
脚本家・野島伸司 平成を代表する脚本家が挑む初のオリジナルアニメーション。
脚本家・野島伸司は平成にデビューした実写ドラマの監督だ。
作品は、トレンディードラマからファミリー、学園もの、どれにも言えるが特にラブロマンスが定評だ。
シリアスかつ温かみのある作風はどれも時代に合わせた内容をしっかりととらえ、コミカルな笑いも交えることで、日常シーンに笑いを混ぜていく。
野島伸司の代表する作品
「101回目のプロポーズ」
武田鉄矢の「僕は死にましぇ~~ん!」が有名。
平成を代表するドラマでもあり、挿入歌のCHAGE&ASKA「SAY YES」は大ヒットとなった。
「高校教師」
高校に赴任する男子教師と女子生徒の恋を描いた作品。
この時代では珍しく、同性愛や自殺、性暴力など、かなりのシリアス難度。
作品ラストの解釈は今でも謎に包まれ、2003には主演・藤木直人と上戸彩。脚本は再度野島伸司と自ら再ドラマ化。
完全リメイクされた作品は、題材を変えたが、作品の本質ともなる人の邪悪をシリアスに描き、最後は愛する女性とのラストを描き切っている。
「ひとつ屋根の下」
江口洋介演じる、柏木 達也が営むクリーニング店で起きる、涙と感動のファミリードラマだ。
主演の脇役として福山雅治が作品に登場するなど、全編を通して描かれる家族愛は感涙もの。
今は大御所の役者たちの初々しい姿が楽しめる。
音楽ユニット「アネモネリア」。主演声優たちが物語を彩る。
主題歌は大戸アイ役の相川奏多、青沼ねいる役の楠木ともり、川井リカ役の斉藤朱夏、沢木桃恵役の矢野妃菜喜の4人で結成された音楽ユニット「アネモネリア」が歌う。
4人組のデュエットソングは、作品キャラクターをイメージしたものになっている。
配信サービス
Hulu
dアニメストア
毎週火曜深夜24時から配信。
他配信サービスでは翌日以降からの配信となっているため、この2つ以外で配信サービスでも公開が予定されているので安心してほしい。
公式情報
公式サイト
https://wonder-egg-priority.com/
公式ツイッター
@WEP_anime(https://twitter.com/WEP_anime)
まとめ
2021年のアニメ業界がどうなるかの指標になるのが正月明けに公開する、オリジナル作品のアニメだ。
アニメの製作開始は早くて半年、遅くて1年前から制作が始められる。
中でもオリジナル作品は、じっくりと製作されるため、去年のコロナの影響の中で製作されている。
それ故、コロナ禍の中をアニメーターが過ごしていたかもわかる作品だ。
2021年はよくも悪くもその影響が表面化する年でもある。
コロナ禍の中でどんなふうに過ごしてきたかが、アニメ業界全体に期待される。