楽しく歴史を漫画で学べる学習漫画。
中には実際の漫画のキャラクターや有名漫画家が描いたものなど、同じ歴史漫画でも、作風が違えば何度も歴史を読み返すことが出来るので、大変便利です。
小学校の図書室や市内図書館でもこれらの作品が貸し出されています。
その中でも一番の人気作品は、原作を青山剛昌とする名探偵コナンのキャラクターたちが歴史を解説しながら大冒険する漫画「日本史探偵コナン」ではないでしょうか。
累計発行部数は200万部を超え、現在も発行部数を伸ばす中、別シリーズとして今度は世界史を舞台にした、「世界史探偵コナン」が大きな反響を集め刊行をしています。
舞台は世界、時空を超えたタイムトラベリング
世界史コナンは全12巻になる、世界史を舞台にした学習漫画です。
コナンと探偵団の万バーたち、そして読者の代わりにコナンたちと一緒に傍系するタイムドリフター(時間漂流者)が繰り広げる歴史の謎を追い求める内容になっています。
紀元前400年から西暦1900年代のイギリスロンドンまでを描いた、1~6巻が現在発行されており、残り7~12巻も3巻同時発行していきます。
安心してください、誰も死にません、語られる世界史のラインナップ
第1巻・エジプト・ピラミッドの歴史
冒険の始まり、コナンたち探偵団と、読者の分身である2人の男の子と女の子がタイムドリフター(漂流者)として旅立つところから始まります。
ナイル王朝の歴史から、ピラミッドのなぞ、インド文明を中心に話が進みます。
第2巻・アトランティス大陸の歴史と滅亡
伝説大陸アトランティス文明を追いながら太古の巨大文明を解き明かしていきます。
プラトンなどの哲学が生まれる歴史のワンシーンに遭遇し、大陸滅亡の謎へコナンが挑戦します
第3巻・モナリザの歴史を負ったフランス史
レオナルド・ダビンチの名がモナリザの謎を追い、イタリアの歴史をなぞります。
ちなみにモナリザが描かれたのは1503年から1506年。
約3年の歳月を経て描かれたんですね。
第4巻・大航海時代!マルコポーロから学ぶ
マルコポーロは13世紀ヴェネツィアの商人。
内容は、獄中で描かれた東方見聞録は有名。
本格的な世界貿易の始まりを解説していきます。
第5巻・伝染病のはびこる中世を描いた黒死病の真実
黒死病・別名ペストの謎と恐怖を解説。
1340年代にはやったこの病は、主にヨーロッパを中心にはやり、そのころの社会の混乱と衛生管理など文化背景を追います。
第6巻・文明と発展を追いながら切り裂きジャックを追う
切り裂きジャック時間は1888年。
産業革命で大きく仕事が変わり、文化的な落ち着きと、本格的な他国戦争、政治などを、切り裂きジャック事件の犯人を追いながら解説します。
第7~12巻・主に世界大戦を中心にアメリカの歴史が描かれる
あくまで予測ではあるが、第7巻以降は、第1第2戦争、南北に分断された中国。
ガンジーなどのインド独立。
後半は新大陸アメリカの繁栄やその後の世界大戦と近代史が語られると思われる。
しっかりと知識をつけてくれるコラム「推理ノート」
コナンの学習漫画「世界史探偵コナン」はただの歴史漫画ではなく、ほかにも歴史のはざまで起こった事件や歴史的遺産の説明などを解説紹介したページが挟まれ、歴史だけではなく幅広く知識を紹介してくれる。
怪盗キッド・登場キャラクターはコナンだけじゃない
漫画に登場するのはコナンや探偵団だけじゃない、アガサ博士やコナンの親友たち、恋人?の毛利蘭、怪盗キッドなど、原作のキャラクターが登場し、物語を飽きさせない工夫がされている。
公式情報
「世界史探偵コナン」の特設サイトはこちらhttps://www.shogakukan.co.jp/pr/stconan
まとめ・漫画なら何度でも歴史を繰り返しまなべる
子供はどちらかと言うと、日本史よりも変化が激しく歴史背景の多い世界史のほうが好みやすい。
学習漫画・歴史探偵コナンシリーズは、それらを網羅的に知識を深めることができ、名探偵コナンと言う人気漫画を原作としているので、子供たちの敷居も低い。
学んでいるという感覚がなく、残念ながらそれだけでテストの点数が上がるわけではないが、子供の学習ハードルを下げるのにこれほどうってつけのものはない。
国語や数学と違って直接的な勉強ではないのもデメリットとして挙げられるが、勉学に対する好奇心とそれにより少しは世界史や日本史などの知識を幼少からしっかりと学ぶことができる。
あとがき
あなたが子供のころに手に取っていた学習漫画はなんでしたか。
現在はジャンプ漫画のこち亀や同じ小学館でドラえもんなども出ていますが、絵柄が若いことから、現在はやっぱりコナンなど若い絵が子供に受けがいいですね。