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「蜘蛛ですが、何か?」原作WEB小説とコミックスとアニメの違い

挨拶

「蜘蛛ですが、何か?」

 

 

 

 

原作小説「蜘蛛ですが、何か?」の特徴

「蜘蛛ですが、なにか?」はそもそもWEBサイト「小説家になろう」で2015年ごろから~~~さんが転生した異世界で蜘蛛のモンスターとして産まれ?、モンスターや魔王、勇者に追われながら、異世界を巡るファンタジー小説です。

異世界は現実世界のゲームのような、スキルや特技、ステータス、レベルアップなどのシステムがあり、転生したのは主人公だけじゃ無く、同級生のクラスメート全員という、類をない設定と、なんと言っても主人公の蜘蛛子さんの軽いのりが面白さの要因です。

 

さて、原作特長ですが、やはりモノローグのようにストーリーが主人公自身から語られるのが特長でしょう。

 

ライトノベルではこのような語り口で書かれる作品が多く、主人公自身に自分を半分投影したかのような感覚で読み進めていくのが面白く、時折細かな心理描写が直接活字で語られることから、語り手本人の心情の移りがはっきりとわかるところが、活字の最大の特徴でしょう。

 

アニメ本編との違い

1~12話を見た感じでは、勇者側のシーンがかなり脚色され付け足されています。

設定をいかして、原作にはないキャラクターのバックボーンが保管されているので、原作をすでに読んでいるファンにとってはうれしい客足だったはずです。

 

蜘蛛子さんとモンスターとのバトル、勇者シリウスとの転生者シュウとの関係、同じく転生したクラスメートとの生活。

 

原作ではどうしても一人称で話が進められ、中には回想など含まれるため、読んでいるうちにストーリーの前後関係を忘れてしまう部分があるので、その点も整理されているので、「活字よりも映像で」という人には最適でしょう。


コミックス「蜘蛛ですが、何か?」の特徴

最大の特徴は、ビジュアル化された蜘蛛。

原作小説に合わせ、コミカライズされており、驚くのは原作小説のカバーイラストと違い、かなり蜘蛛の姿が簡略されていることがわかります。

 

内容は原作小説のストーリーをなぞるように勧められ、コミカライズと言うこともあり、作品の中にはいくつかジョジョをパロディーしたシーンが挟まれています。

 

一見チープに見えるデザインですが、原作小説の大事なシリアスなシーンに大きく話数を取って掲載しているため、系統のなかで一番キャラに感情移入できるのでは?と思う作品です。

 

原作小説にとっては、一番伝えたいシーンをコマセリフと描写が話数を使って書かれ、原作はにとっても原作派にとっても納得の出来です。


アニメ「蜘蛛ですが、何か?」の特徴

待望のアニメ化。

原作がノベライズ・コミカライズされ5年の月日を経ての放送です。

キャスティング・脚本・作画人もハイレベルで特筆すべきはやはり、主人公の蜘蛛子さんのバトルシーンがモーションキャプチャーを使った最新の技術だという事でしょう。

 

主人公(私)蜘蛛サイド、人種サイド(クレスメート転生者側)、魔族サイドとみつどもえで話は進み、ストーリーに重要な個所をしっかりと抑え、ときたま見せる演出の凝った作画シーンが面白い!

 

注目して貰いたいのが、モーションキャプチャーを顔のアップに起用する所だ。

サイトで何度も言っているが、まばたきや眉といった微細な動きも表現し、CG特有のテカテカした質感がない、シーンによってはCGで書かれたモンスターと作画で描かれた人間が一緒の場面で戦うシーンがあるが、違和感が少なく、スピーディーな展開は圧巻だ。

 

原作と違うのはやはりテレビシリーズとあってか、幾分原作本編であった蜂との初戦がない事が憂いだ。

 

筆者は原作小説、コミックの中でこの辺が一番好きなんだけど、ついに語られること無くストーリーが進んでしまった。

 

 

アニメで語られること無かった一押しシーン「蜘蛛VS蜂」

アニメ「蜘蛛ですが、なにか?」には、カットされた原作の場面がある。

アニメ序盤では、最初にカエル、蛇、猿と言った順に戦っていくのだが、原作小説とコミックスではカエルと蛇の間に「蜂」と戦っているのだ。

自分はとにかくこの回が好き!

 

まだレベルアップして間もなく、進化もしていないため全然弱い蜘蛛子さん。

 

この蜂とのバトルで完全に負け越してしまうのだ。

 

相手の蜂は自分よりもレベレが上でしかも数で襲ってくる。しかも空中から。

 

バトル早々、毒針と致命的なダメージを受け、あと1撃で死んでしまうという場面まで追い詰められてしまうのだ。

 

かなりシリアスで暗いストーリー展開が進み、見ているこっちも心配になっていまう展開。

 

蜘蛛子さんがシリーズをとおして、最も自分自身を追い込んだ場面だったと思う。

 

 

 

13話からの展開予想

発表されたキービジュアルには今までと違って、勇者サイドの主人公シュウと同じく転生した同級生達が大きく映っている。

やはりこれはシュウたちの活躍が期待できるという知らせなのか。

 

原作ではまだまだ先なんですが、脚色して、前面になるのでしょうか?

 

残り12話から登場するキャラクターもまだ説明不足ですし。

ラストバトルにはまだまだ遠い雰囲気です。

予想ではこれらの説明と、蜘蛛形態の蜘蛛子さんとしてのラストバトルで第1期が終了すると予測します。

 

2期にはこれらのキャラクターと未だ全容を見せない謎の声の主の正体の解明に期待しましょう。

 

早期!アニメDVD&ブルーレイボックス発売情報

「蜘蛛ですが、何か?」のDVD&ブルーレイの発売は2021年の4月27日。

1~6話までが収録されており、かなり早期の発売です。

 

最近は配信サービスもはやっているからでしょうか、かなり円盤の発売日が速いですね。

 

放送中に円盤が発売されるなんて、今までにない販売方法です。

 

いかんせん気になるのが、アニメーション作品の場合この手の作品は、放送後加筆修正が加わったり、動画の中割を治したりと言った作業があるはずなのですが……。

 

まあ、放送された時点で制作側からは通常4~6カ月ほど開きがありますから。

 

放送を見ても、キャラ崩れや中割りの動画をやり直す必要があるとは思えませんし、安心していいでしょう。


まとめ

原作・コミックスを両方を鑑賞して、実際にアニメを見ましたが大変面白いと思います。

原作派・コミックスはのどちらにもお勧めできるし、アニメ制作側がしっかりと脚色に力を入れているおかげで、毎回新鮮な気持ちで作品を楽しむこともできますし。

人気の高い作品でもあるので2期、3期と期待したいです。

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