「天空の城ラピュタ」に登場する物語のキーとなる「飛行石」
「飛行石は」飛行船から落ちるシータを救い、ドーラ一味とムスカとその軍隊から追われた時渓谷へパズーと落ちた際、囚われたシータの呪文による覚醒と物語の中で幾度となく持ち主を救ってきた。
またラストシーンでは「バルス」の呪文に答えラピュタを破壊、そのまま天へ昇って行ってしまいました。
単純に「石」としての能力だけでなく、どこか持ち主の呼び声に答えているとも呼べる反応を見せるこの石は結局どういったものだったのでしょか?
ここでは「天空の城ラピュタ」に登場する飛行石の正体を考察していきます。
ラピュタの飛行石の力は?
ラピュタの飛行石は単にシータたちを空に浮かせるだけのものではありません。
ラピュタ一族の末裔が呪文を唱えると、今も空に浮かぶラピュタの座標を示したり、それと同時にロボット兵を永い眠りから目覚めさせ起動させる、マルチナ用途が伺えます。
ラピュタ城にも特大の飛行石が大樹の中に鎮座し城全体を浮かせる動力にもなったいました。
ここからラピュタの飛行石には2つの能力があることがわかる。
1つは、作品全体を通しての物体を浮かせるという能力。
2つ目は、物体そのものに命令・指示を出すという能力。
という。
実は2番目の裏設定がしっかりあることが伺える。
飛行石を作ったラピュタ文明
飛行石を作ったのは作中ラピュタ文明と評されているが、ムスカ大佐がシータから奪った飛行石で地上に砲撃を放った際
「インドラの火」と称している。
「旧約聖書にもあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね」というセリフが有名です。
その威力は原爆実験のように海をえぐり、空中にまで光の柱を上げました。
軍事力とはそのまま科学力ともとらえられることから、原子力の兵器利用、島を空中に飛ばす航空技術、他の物体へ遠隔操作支持をだす端末技術。
ラストシーンでは制空権までラピュタの城が飛んで行ったことも上げると、宇宙飛行技術も持ち得ていた可能性があります。
飛行石の正体は?
飛行石は作中では「舞台を宙に浮かす」ところばかりフォーカスされ、最大の魅力でもあります。
ですが、作中では陰で多くの科学力の結集されていることがわかります。
作品が公開した当初はまだスマートフォンなどが存在せず、遠隔で機会を操作する未来を想像できませんでしたが、改めて観ると単に物体を浮遊させる力うんぬんが石本来の力で、注目すべきはその石に込められた科学力。
シータ自身がラピュタの王族の末裔であることからも、持っていたものは一般に普及されているものではなく王族だけに手渡された、ラピュタをコントロールする、いや支配するためのアイテムだったのでしょ。
作中最後には「自爆プログラム」とも呼べるものまで存在し、飛行石は当初、飛行技術やなどに用い居られ、やがて通信機器として加工技術が発展したのだと推測します。