「天空の城ラピュタ」に登場する悪役といえばムスカ!
紳士的なふるまいをしていますが、相手を見下す姿勢を常に崩さない、鉄板のような悪役です。
適役ながら、ジブリシリーズの中ではトップクラスの悪者でしょう。
また、ニヒルなセリフからコラ画像などが横行するなど、ある意味人気のキャラとも言えます。
今回はそんなムスカ大佐のプロフィールや経歴などを紹介したいと思います。
ムスカ大佐のプロフィール
〇プロフィール
通称:ムスカ大佐
名前:ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
年齢:28歳(または32歳)
身長:160cm中半(予測)
〇経歴
学歴:特務機関のキャリア組・IQ300
特技:古文書の解読・射撃
プロフィールの解説
劇中ではムスカ大佐は自分の本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」とシータに告白しています。
ムスカの本名はシータかシータがその後誰かに教える以外知ることはありませんでした。
ムスカ大佐はそれまでの人生で本名を誰にも明かすことなく過ごして生き来たということです。
軍部もムスカの正体を知らないことからも、ムスカ自体が誰にもしゃべらなかったのでしょう。
気になる年齢ですが、公式プロフィールでないものも、これは映画製作当初のキャラクターでっていで32歳とされています。
身長は憶測ですが以外にも背が低いと思われます。
根拠としましては、ムスカにいつも連れ添っている黒服が、ムスカより身長が高いですね。
また、牢屋からパズーを開放した時を見ても、長身と言えるほどのスタイルは持ち合わせていないと予測されます。
ムスカ大佐の経歴
ムスカ大佐の正式な役職名は、政府諜報機関の特務将校です。
また部下からも「大佐」と呼ばれていることもあり、軍部でもひとかどの人物であると思われ、また年齢設定が28~32歳ということから考えても、かなりの俊才であると考えられます。
軍隊で大佐と言う地位を得るには本来長い時間を軍属に従事し戦果を挙げた人間にしかなれません。
その点を考えると、単なる俊才でなく、士官学校などからエスカレーター式に軍属になったことが十分考えられ、ラピュタ探索前にも何かしら功績を上げて、ここまで来たのでしょう。
劇中でのムスカ大佐の性格
劇中ではムスカ大佐は終始スマートなふるまいを心掛け、終盤でシータに飛行石を奪われてしまった時も、早歩きをするなど、冷静沈着で走ったりするなどを嫌っている、終始相手にゆっくりと詰め寄る姿勢を貫いていました。
また、シータが目覚めの呪文でラピュタを覚醒すると、目の色をか輝かせ詰め寄るという一見子供じみた姿も見せています。
ムスカ大佐は一見冷静沈着な性格に見えますが、このように感情の起伏が激しく、また着飾った身のこなしをしている節があり、実際の性格は幼稚性があるのだと感じました。
黒服の部下たちにも上から命令したり、置いてけぼりにするなど、自分勝手な行動も見せています。
また、上司でもあるモウロ将軍からも「青二才」と呼ばれてしまうところは、世渡りがうまいというより、処世術にたけているだけのようですね。
ムスカの冷静沈着な姿は仮初で、群れの中で一人で生きるための虚勢が隠れた姿に感じました。
ムスカ大佐はなぜ嫌われ、好かれるのか?
ムスカはジブリ作品だけでなく、アニメ作品全体においてもTOPランキングに入る人気キャラでもあります。
それは単に世界的に人気作で認知度が要因でなくしっかりと人間的魅力が悪役で現れているからです。
ムスカ大佐はテンプレート的な悪役を表現した人物ですが、その裏に人間性がわかる幼さが見えます。
ムスカ大佐のキャラクター描写はわかりやすいと言える部分もありますが、単純な分実は深い意味がその姿にしっかりとにじみ出ています。
日本アニメ界でトップレベルの悪役ですが、その隠さない悪人の人間味が長く悪役として愛されるゆえんですね。