スタジオジブリ作品の中ではたびたび飛行機などの空を飛ぶ機会が出てきます。
第1作目の風の谷のナウシカでは「メーヴェ」
隣のトトロでは「空を飛ぶ駒」など
その中で今回は天空の城ラピュタに登場する小型飛行機の「フラップター」を紹介したいと思います。
「フラップターってなんだっけ」
と以外にも声が多いので、解説してみよと思います。
作中に出てくる小型飛行機の名前はフラップター
「フラップター」とは、ドーラ一家が空賊行為で使う1~2乗りの小型飛行機のことです。
名前は思い出せなくとも、4枚の羽根でセミのような飛行音をだして飛び回る姿は記憶に強くあると思います。
私もそうですが、ほとんどの人が個の小型機「フラップター」の名前がすぐに出てこないのは、作中でも名前を呼ぶ頻度も少なく、ボソッとしか会話の中で出てこないからかと思います。
空を飛ぶ動力エンジンはガソリン?フラップターの仕組み
フラップターの動力や燃料はいったい何でしょうか?
ここからは考察・妄想を含めフラップターの仕組みを考えていきます。
空を飛ぶ機会のイメージでいうとだいたい、翼を広げたものやプロペラ機がすぐにい思い出されるのではないでしょうか?
羽根の材質はなに?
天空の城ラピュタでは飛行船やフライヤーなど現在でも目にする飛行機が登場しますが、フラップターはそのどれもと違う4枚の羽根を動かして飛んでいます。
羽根は上下に動き、しなりながら羽ばたいています。
そのことから、揚力を生むためある程度空気を掴むため強度を持った、薄いアクリルだと思われます。
ガラスかプラスチックとも取れますが、ある程度パワーを考えるとこの2つでは強度的に無理でしょう。
燃料はなに?ガソリン?蒸気機関?
フラップターの燃料はガソリンです。
作品自体が炭鉱から始まることやパズーがランタンや火をよく使っていることから、時代設定が蒸気機関のイメージが定着しがちですが、炭鉱外れの軍隊の基地ではしっかりと電気が通っており、何なら巨大軍飛行船ゴリアテは明らかに近代科学で作られていました。
作中、実際に燃料を積んだシーンはありませんが、シータを奪還する際に、プロペラ機と似た先頭部でクランクを回してエンジンをかけているシーンがあります。
このクランクを使ってエンジンをかける方法は初期のガソリンエンジンの起動方法と同じで、
フラップターの燃料はガソリンと思われます。
フラップターを実際に作ってしまった人(ユーチューバー)
こちらの角田和弘さんは、国内で自作のラジコンを使ったコラムをHPやユーチューブチャンネルで配信しています。
角田さんのユーチューブでは、今回「天空の城ラピュタ」に登場するフラップターを動画で登校し、有名になりました。
角田さん作るラジコンは、「羽ばたき飛行機」と称されるもので、やはりですがフラッップター同様に翼や羽根を羽ばたかせてと飛行するものが多く、面白いチャンネルになっています。
羽ばたき機 羽ばたき Ornithopter Pterosaur 翼竜 鳥 bird 超小型飛行機と羽ばたき機 (coocan.jp)
最先端科学を行くドーラ一家の科学力
フラップターは、ラピュタの世界の中でとびぬけた科学力を有しています。
パズーの炭鉱の町では、街灯はなく、店明かりが路地に漏れることで明かりを保っています。
もちろんアニメであるためファンタジーですが、天空にあるかもしれないラピュタの財宝を本気で狙うドーラたちは、その世界でも有名な海賊であることを自負しています。
その自負はたんに腕っぷしだけでなく、先見の明と科学力が土壌にあるのでしょう。