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映画「天空の城ラピュタ」
パズーの印象的なシーンとして「屋根の上でトランペットを吹くところ」が印象的です。
シーンがパズーが、炭鉱で一人働く少年として登場すると、町から特製肉団子スープを持ち帰る途中で空から舞い降りるシータを助け、その翌朝に始まるシーンです。
早朝に屋根に上ると煙突に備え付けた鳩を渓谷に離し、トランペットを一吹きし演奏を始める。
だれもが耳に残るメロディーですが、
「ところで楽曲は何?」
「曲名ってあるの?」
と言う方もいるのではないでしょうか。
今回はパズーがトランペットを吹いたシーンを中心に楽曲や演奏者、なぜトランペットを吹いていたかを解説いたします。
パズーが吹いたトランペットの曲名は?
パズーが演奏した曲名は「ハトと少年」と言う、劇場に合わせ作曲された劇場オリジナル楽曲です。
作曲はジブリ作品ではおなじみの久石譲さんが担当しました。
天空の城ラピュタはジブリ作品の中で最初の作品となり、この時から久石譲さんの才能が伺えますね。
演奏を担当したのは日本屈指の演奏者!
では、実際に収録に際し演奏しているのは誰か、気になりますよね。
演奏者は数原晋(かずはらしん)さん。
日本でも有数のトランぺッターの演奏者であり、ジブリ作品の楽曲提供も数多く担当されています。
また、パズーが演奏するシーンに対し、音を吹きこんだのが日本有数のトランぺッターでもあることから、パズーの相当のトランペットの技量を持っている設定だと考えられます。
パズーはなぜトランペットを吹くのか?
パズーにとってトランペットを吹くのは一種の役目なのかもしれません。
トランペットは安いもので2万円から中には数十万円するものもあります。
天空の城ラピュタの設定は、蒸気機関が主な産業機械として働き、街灯も少なく炭鉱のからの鉱山資源を利用した生活が主流の時代です。
そんな時代ですから、楽器はやっぱり高いと思うんですよね。
また、パズーの年齢からもそんな大金があるとも思えません。
考えられるとすれば、トランペットを吹くのはパズーの炭鉱での役目だったのではないでしょか?
早朝だからと言って、好き勝手にトランペットを吹く練習に明け暮れていたら注意も出るだろうし、また現在でもテレビやラジオで朝の時報がなぜだか定例になっていますよね?
パズーのトランペットは、単純にパズーの持ち物ではなく、町の公共のもので、朝を知らせる役目を負ったパズーに預けられたものではないでしょか?