こんいちは。
碇シンジがエヴァンゲリオンに登場する際、初めて驚くのがエントリープラグ内アLCLで満たされます。
赤城リツコはこれを「肺から直接に酸素を取り込めるようになる」と称しています。
ですが、物語が佳境に入ってるとこのLCLが何度も登場し、その中で単純に酸素吸入の手段として
今回はエヴァ操縦に対し必要不可欠なLCLを考察していきます。
LCLの呼吸手段は嘘、本当の目的はエヴァを操縦するため
まず、私はLCLは酸素吸入のための装置でないと考察します。
だっておかしいでしょ?酸素をわざわざ直接取り込む必要って?
私は、やはりLCLの目的は操縦者の呼吸を確保するためではなく、エヴァンゲリオンを操縦するためになくてはならないものだったと考察します。
魚が陸で呼吸できないのはエラを使えないから。なら人間では?
私はLCLの疑問を考えた時真っ先に浮かんだのが
「なんで直接酸素取り込めるからって魚みたいに人間も肺で呼吸できんの?」って。
ちょっとカンタンに調べましたが、魚が水の中で呼吸できるのは、エラを使って水中の酸素だけをろ過して吸収しているからなんですな。
でも、鯉とか金魚とかって水面から口を開けて息してますよね?
あれは水面に落ちた虫や食べ物を捕食するためでなく、れっきとし酸素を吸い込むためなんです。
またこの時酸素を取り込んだ際、血中の二酸化炭素を外に排出することもわかりました。
ここなんですけど
取り入れた酸素を取り入れ血中の二酸化炭素を排出するのは人間も同じなんです。
ようは人間は空気から、魚は水からと
こう考えると、酸素呼吸の問題点って本当は二酸化炭素を体外に排出することにあるんじゃないかと思うんです。
(みんなの疑問)LCLって本当に必要なの?LCLの疑問点。
わざわざ酸素を液体で取り込む必要性ってあるの?
酸素ボンベとかなんか、方法ならいくらでもあるんじゃないのか?って誰でも考えて事ありません?
他にも、LCLって濡れる?濡れない?思いっきり潜ってるシーンあるよね?
など、LCLは赤城リツコ博士による「酸素を肺から直接取り込むことができる」と言う短いセリフだけで説明されており、その製造過程など説明がされないものがたくさんありました。
でもLCLって作品の中でかなり演出につかわれているんですよね?
LCLの登場シーンを考える
LCLは作中でも重要ない意味があるように、多くのシーンで見受けられます。
作品の確信に迫る場面に選ばれることも多く、キャラクター側ではなくエヴァや使徒などと一緒に登場しているため、作品の中でも重要な設定だと思うんですよね。
碇シンジ、エントリープラグにて登場
この時は単に「肺から酸素を直接取り込む」とだけのSF設定でした。
リアルタイムで見ていた時(TV)では演出にばかり目がいいき、シリーズが終わってから考察するようになりました。
学友たちへの救出
これは第二使徒が来たときですね。
緊急処置としてエントリープラグに相田ケンスケと鈴原トウジを入れました。
このことから、エヴァと関係がない人間にも有効なため汎用性のあるものだとわかりますが、やっぱり濡れるみたいです。
綾波レイの水槽
綾波レイが碇ゲンドウと食事をする際に水槽のなかで浸かっているところで見ることが出来ます。
何で浸かっているかは、「生命維持」のためだそうで、LCLの違う側面が判明しました。
LCLの真実:ネルフ本部に安置されたリリン
作中序盤ではLCLは単なるSF要素でありましたが、話が進むにつれ正体がエヴァ操縦に必要なものでなく、作品世界観に深くかかわっていることがわかり、終盤ではその事実が推測できるようになってきました。
LCLの正体は使徒の体液
劇場版「シン・エヴァンゲリオン序」のラストでは、LCLがネルフ本部地下のセントラルドグマで貼り付けにされたリリンのから流れている体液であることがわかりました。
よく見るとはりつけにされたリリンの下半身から滴るようにオレンジ色の水が流れているのが見える、画面でリリン単体だとわからないが、そもそも使徒でるリリンの全長は数十メートルもあることから、たれ流れているLCLの源泉は毎リットルかなりの量だと思われます。
LCLの目的はエヴァにパイロットを守らせるため
LCLの目的はもうひとつ、搭乗員のエヴァパイロットたちをエヴァ自身に守らせることです。
エヴァの中には搭乗者の母親の魂が封じ込められている可能性があります。
作中でもたびたび、碇シンジがエヴァに飲み込まれた際に母親との記憶を思いおこすシーンや、LCL自身が「綾波のにおい」と評しています。
これは綾波がエヴァに取り込まれた碇ユイであるため、また綾波レイ自身が碇ユイのクローンのためそう感じたのでしょう。
エヴァの登場条件として必須のシンクロ率も、実際エヴァに閉じ込められた魂に関係して、碇シンジには初号機、式波アスカに対しては弐号機、綾波レイに対して零号機と、搭乗者に関係した魂を封じ込めたエヴァに乗せられています。
LCLの正体は胎児を守る羊水
LCLの正体はパイロットたちを守る母親の羊水です。
一番最初に離した「二酸化炭素」話ですが、羊水と考えると納得できます。
赤ん坊は羊水といういわば、海の中で息をしています。
赤ん坊はお腹の中ですでに心臓を動かしており生きています。
これはエヴァとそのお腹の中にいるパイロットの関係と一緒です。
この羊水と赤子という関係の理屈なら人間が魚のように水の中で呼吸できることもにも繋がるでしょう。
またエヴァンゲリオンはたびたび、LCLを母親の胎内やゆりかごと評しています。
このことから、エヴァを開発段階でパイロットを守ることが予想されていたと考えます。
エヴァンゲリオンは人造人間と名付けられていることからも、あくまで人間の中に人間が搭乗しています。
LCLの本当の目的は、母と子を羊水で結び付けて、エヴァンゲリオンを操縦するのが本当の理由だったのです。