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『新世紀エヴァンゲリオン』赤城リツコの最後の言葉の意味

こんにちは。

エヴァンゲリオンの中でシン・旧で大きく運命が変わった人物・赤城リツコ。

赤城リツコは旧作品の第1話から登場する主要キャラであり、新世紀エヴァンゲリオンでは悲しい運命をたどりました。

今回は赤木リツコが最後に放ったセリフのシーンと意味を考察&解説していきます。

 

赤城リツコ最後のセリフ「嘘つき」

赤城リツコは新世紀エヴァンゲリオンの最終局面でネルフ本部最深部にセントラルドグマにて碇ゲンドウの手で命を落とします。

その最後のセリフは「嘘つき」と言うものでした。

対峙した碇ゲンドウに銃口を向け、MAGIの自爆と共に心中をしようとします。

結果MAGIの裏切りにより、碇ゲンドウの手で命を落とすことになるのですが、その最後に碇ゲンドウから別れの言葉の返事に「嘘つき」と返します。

 

赤城リツコの裏切りの経緯

赤木リツコは当初、碇ゲンドウの人類補完計画のシナリオに対し少なからず協力していたと考えます。

碇ゲンドウからはエヴァの正体や使徒に関して初めは明かされていなかったもの、物語が進むにつれ独自に解明、また碇ゲンドウからも協力を求められたのでしょう。

赤木リツコにとって碇ゲンドウとは愛人関係であり、また赤城リツコの母親赤木ナオコもまた碇ゲンドウと愛人関係にありました。

ですが碇ゲンドウは最終的に赤城リツコではなく、死んでしまった碇ユイを求めます。

赤城リツコにとってそれは何重にも渡る裏切りだったのでしょう。

赤城リツコと赤木ナオコ

赤木リツコは赤木ナオコの実子であり、ネルフの前組織・国連直轄非公開組織「ゲヒルン」に所属したナオコを追うように、その後発足したネルフに同じ科学者として働くようになりました。

頭脳面ではナオコをもしのぐと噂されるほど才華のある人物でしたが、ネルフに配属したのは、むしろ母親を追手の行動があります。

赤城リツコとナオコの親子関係は、あまりよくなく作中では夫の姿が全くでてこなく、おそらく離婚したものと考えられる。

作中では科学者として尊敬していましたが、母親として、女としては尊敬していなかったと思われていました。

ですが、最終的にリツコを裏切ったのは女の部分を反映したMAGIカスパーでした。

 

MAGIカスパーの裏切りの意味

MAGIは赤城リツコの母・赤木ナオコが基本設計をした3基の独立コンピューターからなるOSであり、その人間的な判断をするスーパーコンピューターです。

3つのコンピューターは、赤木ナオコの人格をベースとしており、3つのコンピューターには各自独自の判断を演算し、そのせめぎあいの中答えを算出すします。

3つのOSにはそれぞれ赤木ナオコの科学者としての人格・母親としての人格・女としての人格が宿ています。

そしてこの時赤城リツコを裏切ったのは女の人格をベースにしたカスパーでした。

碇ゲンドウに対し強い憎しみ抱いていた赤木リツコでしたが、ある意味最も理解してほしかった女としての赤木ナオコに認められなかったのです。

 

「嘘つき」に込めた赤城リツコの思い。

碇ゲンドウの別れの言葉にこたえるように赤木リツコは「嘘つき」と返します。

人の最後の言葉と言うのはその人の人生が現れるといいます。

赤木リツコにとって嘘つきは自分自身に対しての言葉でしょう。

ただの嘘ではなく、自分を騙しつづける嘘をつき、そこを碇ゲンドウに利用された形ですか、リツコ自身、利用されていることに涙し気づいていました。

シン・エヴァンゲリオンではその辺が逆だったのがやっぱり気になりますね。

 

 

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