こんにちは。
今回は先日アメリカハリウッドで「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション最優秀章を受章し、海外メディアのコメントを探してみました。
国内では作品の批評が2つに割れた本作ですが、それならなぜ海外メディアに高評価されたのか確認してみました。
トロント国際映画祭での評価
トロント国際映画祭はカナダ最大都市トロントで毎年9月に開催される国際映画製作者連盟公認の映画祭だ。
映画祭は今回で48回目を迎える、国際的にも認知された式典だ。
「君たちはどう生きるか」は日本国外で祭典が初めてことなる世界公開で、また祭典のオープニング上映がアニメーション作品を飾った。
宮崎駿監督がこれまでに制作した最高の作品のひとつとして「君たちはどう生きるか」が生み出された
引用:The Verge
「君たちはどう生きるか」が宮崎駿監督の最後の作品になるなら、アニメーションの巨匠は最高の状態で引退することとなるだろう
引用:The The Daily Beast
アメリカ批評サイトでの評価
アメリカ批評サイト Rotten Tomatoesでは100%の評価を獲得している。
ゴールデングローブ賞・選考委員:平井伊都子さんの感想
「ゴールデングローブ賞は2021年に運営体制や選考メンバーの偏りに対する批判が相次ぎ、2023年に組織改革が行われました。第81回目の今年は世界各国から300名以上のジャーナリストが投票する体制となったため、よりグローバルな視野を持つ投票者による評価となっています。宮崎駿監督は世界的にも非常に有名で、米国のみならず世界中の映画祭が新作を求めている状況でした。最優秀長編アニメーション映画賞の受賞は、ゴールデングローブ賞の体制がグローバルなものへと変わったことで、本来の宮崎駿監督作品への評価が浮き彫りになった結果と言えそうです」
引用:『君たちはどう生きるか』なぜゴールデングローブ賞に? 現地記者が見た、日米での評価の違い(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース