全話のナマズさんを食べたことで調子にお乗りになっている蜘蛛さん。
かなりモンスターとの戦いに余裕が見えてきて、軽快な口調を聞いてるとみているこちらも楽しくなるね。
まだまだ圧倒的不利だけど、ぶっちゃけた勢いで蜘蛛子さんも自分よりレベルの強い敵に置くさなくなってきたね。
ふつう圧倒的レベルの差を感じたら、まず自分より弱い敵を倒して経験値を稼ぐところだけど、常に自分よりレベルもステータスも上のモンスターと戦う蜘蛛子さん。
それ故、「主人公だから必ず勝つ」という確定要素が揺らぎ、どんな攻略法が展開されるのか、いつも楽しみだね。
蜘蛛VSウナギ
今まで低レベルの魔物ばかり相手にして生きた蜘蛛子さんだけれども、今回のウナギとのバトルにおいて、これまでで最高のバトル展開を見せてくれた。
終始劣勢に立たされる蜘蛛子さんに対し、激しいスキル攻撃を繰り出すウナギ。
一撃必殺のピンチの中、ひたすら避けに徹する蜘蛛子さん。
その中、スキルアップシステムが戦闘中にアップするという、リアルタイムバトルの演出は、しかも自身だけではなく敵に対してもスキル取得が発生するから、バトルはより一層面白くなる。
作画とモーションキャプチャーによるバトル演出!
再生速度を落として見て貰いたい。
人間と違いビジュアルが幾分単純なフォルムのモンスターといえど、今までの手描きの作画では信じられないほどの枚数がかかるはずだ。
しかもこのバトル、開始からとどめを刺すまで蜘蛛子さんは作画ではなく、モーションキャプチャーを主体にしているのだ。
それにウナギとの最後のとどめに使った「蜘蛛糸」の作画が素晴らしい!!
ウナギの頭に絡みついた意図の粘液質がしっかりと描かれている。
口を上げもがき苦しむ隙間を、べっとりと糸を引く蜘蛛糸がしっかりと絡みつくのが見える。
ウナギのCGの作画に対し、最初、蜘蛛の糸は手書きで書かれている。
今まで手描きの作画とモーションキャプチャーによる作画は同時にできないと思っていたが、これは驚いた。
こういった作画はアニメ「タイガー&バニー」のバトルスーツから除く、顔のなどでも見られるが、あちらは動きを限定しているため、「ハリコミ」と言った、別の紙に作画した絵をコンピューター上で重ね合わせるといったことをしている。
「蜘蛛ですが、何か?」でもそれは可能なのだが、これだけ激しい動きと、作画を同機させるのは難しい。
作品最大の特徴スキル「並列意思」
放送前のキービジュアル
原作を知らない人ならここで、蜘蛛のキャラクターが4体いると誤解するのではないだろうか?
筆者も所の一人で、この「並列意思」と言うスキル。
アニメでビジュアル化するとさらに面白い。
蜘蛛子さんの数が増えても声に関しては、悠木 碧が一人こなしている。
漫才のような掛け合いと、各特徴をもした並列意思の口調も面白い。
作画に6話にもなると、蜘蛛子さん一人のボヤキを聞いているのも飽きてしまうし、ここでぐっと面白くなってくる。
だが
この「並列意思」。
この作品の最もユニークな特徴なのだが、原作・コミックスでかなり怖い一面を出している。
終盤、この並列意思と支配者スキル「傲慢」が、のちのち蜘蛛子さんの生末をかなり苦しめることになるのではと予想する。
勇者VS蜘蛛?
Aパートが終わると今度は異世界人転生側に場面が移る。
Aパートのキャラはやはり手描きの作画。
原作イラストをかなりくみ取った、原作者も涙ものキャラクターデザインになっている。
勇者パーティーのメンバー
前の5話で討伐任務については、幾らか話していたが、やはり人種族の力はこの世界では低いらしい。
国のトップである勇者本人が洞窟探索の任務に就くなど普通ありえないからね。
現在の蜘蛛子さんから見ても勇者ユリウスの力はさほど強くないらしい。
学園で地龍に転生した同級生のステータス平均値が700ということから、「ステータスだけならユリウス兄さまより上」とこぼしたことから、やはりこの異世界では人種族の力は魔物よりかなり劣る。
勇者を襲う蜘蛛子さん?
勇者を襲ったゾア・エレは蜘蛛子さんなのか?
戦闘中、勇者ユリウスは蜘蛛子さんと思われるゾア・エレを見て「ステータス2000はある」とこぼしている。
現在、ウナギさん倒し、進化したばかりの蜘蛛子さんのステータスと言えば「HP295」と言ったところだ。
だが、実は原作コミックを見ると「蜘蛛子さんっぽい」と言うことをにおわす書き方をしている。
だか、そうだとしてら戦闘中勇者ユリウスが見せた必殺の一撃を食らっても、倒れていないことが解せない。
「ステータス2000」と相手の強さを確認したうえでの必殺の一撃、ごみのようなHPしか持っていない蜘蛛子さんが食らえば智恵理となってしまうだろう。
だとすると、別に蜘蛛子さんのようタラテクトの系列のゾア・エレがいるのであろうか?
まとめ