劇場版シン・エヴァンゲリオンの作中でシンジたちか一時避難した第三村では、かつての同級生たち、鈴原トウジ・相田ケンスケ・洞木ヒカリが登場した。
新劇場版ヱヴァンゲリヲンQでは、ニアサードインパクト後14年の眠りについていたシンジだったわけだが、その間、劇中や原作・テレビ版でも好意を寄せていた鈴原トウジと洞木ヒカリは、第三村で夫婦となり、子供までさずかり驚いた。
このシンジたち同級生の中で唯一のエヴァパイロット以外の女性キャラ洞木ヒカリは、2人の姉妹がいる。
作中では確認できなかったが、アニメ・シンカリオンダイ第31話にてコラボ企画として、公式キャラクターデザインが発表された。
異例のアニメコラボと企画となったが、この企画の立役者となったのが洞木ヒカリと2人の姉妹に大きく関係しているのだ。
今回はこの劇中では登場しなかった2人の姉妹と、隠された設定をご紹介したい。
洞木ヒカリの姉妹とは
洞木ヒカリの姉妹とは、『新世紀エヴァンゲリオン』の第17話「四人目の適格者」内でヒカリ自身が語っていたものだ。
鈴原トウジに対し昼食の弁当をごちそうする口実として、出てきたこの二人だが、これは嘘でもなんでもなく実際に洞木ヒカリには2人の姉妹、姉と妹がいるという公式設定だ。
劇中では、セリフの中のみの存在となったまま、第三村でもその姿を見ることはできなかった。
だが、別アニメでもあるテレビアニメ「シンカリオン」にて公式登場した。
シンカリオンで公式発表された姉と妹
登場したのは第31話、主人公である速杉ハヤトが撮り鉄中に迷い込んだ「第三新東京」で謎の新幹線「500 TYPE EVA」を目撃し、道に迷っているところを車で移動中の洞木姉妹に助けられる。
作中ではヒカリのオリジナル声優・岩男潤子が一人で三姉妹を演じ分け、仲睦まじい姉妹のシーンが見受けられた。
洞木ヒカリの2人の姉妹
キャラクターデザインはアニメ独自ではなく、しっかりとスタジオカラーのキャラクターデザイナーがデザインしたものを、アニメ・シンカリオンのキャラクターデザインがまたデザインしなおすという、2手間をかけた、しっかりと公式のキャラクターとして誕生している。
姉・洞木コダマ
ヒカリの姉であり、車の運転をしていることからも成人しているものと考えられる。
左手などに指輪が見えないこともあり、未婚と思われ、容姿やたたずまいからも社会人だと推測される。
妹・洞木ノゾミ
ヒカリの妹であり、大の新幹線好き。
姉のヒカリの権幕ぶりに注意を促すなどしっかりものである。
小学校に通っているようで、鉄オタぶりにクラスメイトにもひかれているようだ。
エヴァンゲリオンとシンカリオン・なぜ別アニメで正式登場することとなったのか
ではいったいなぜ別作品であるアニメに公式登場となったのか?
それは、この三姉妹の名前に秘密がある。
洞木姉妹の名前の由来
コダマ・ヒカリ・ノゾミこの名前、アニメ「シンカリオン」の主題でもある新幹線の名前からとられているのだ。
これは、原作のエヴァからの設定でもある。
エヴァに登場するキャラクターには、庵野監督がミリタリーオタクともあり、軍艦や今回のように機体の名前からとられることもある。
綾波レイや式波アスカなども日本海軍の軍艦から名前を取ったものだ。
そして洞木ヒカリの三姉妹も同じく東海道新幹線500系から取られた。
洞木姉妹を誕生させたコラボ企画
このコラボ企画、2017年の「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト」と言う名で、実際に「500 TYPE EVA」の運行が開始されたことを記念して、アニメでもこの「500 TYPE EVA」を登場させようとなり、それに合わせ、洞木ヒカリの姉のコダマと妹のノゾミがキャラクターとして制作されたのだ。
同じ新幹線と言う名前だけあって、車体だけでなく第31話では、関係するヒカリとノゾミが登場することなりかなり特別な回となった。
まとめ・洞木ヒカリの2人の姉妹
シン・エヴァンゲリオンでは最後、第三村では2人の姿を見ることはありませんでした。
そのため洞木姉妹の2人をキャラクターデザインにする際に一度、スタジオカラーにてキャラクターデザインを起こしていただいたのはエヴァファンとしても納得の対処でした。
公式ではヱヴァンゲリヲン・シンカリオンともにキャラクター設定が発表され。
アニメコラボに関しては、声も原作から岩男潤子氏及び、エヴァキャラクターが勢ぞろいし、話題になりました。
完結を迎えた作品において未発表のキャラクターが別の形で保管されたことをうれしく思います。
ご拝読、ありがとうございました。