「天空の城ラピュタ」には映画だけでなく小説版もあるのは知っていますか?
原作と絵は宮崎駿監督が直接書かれているのですが、文章は亀岡修さんという作家さんが書かれており、前後編の2冊が発売されています。
今回は、映画「天空の城ラピュタ」が小説ではどのように描かれているのか?
また、うわさになっている「幻のエンディング」についても語っていきます。
小説「天空の城ラピュタ」映画との違い
小説版「天空の城ラピュタ」は1986年からすでに発刊されており、宮崎駿監督は小説化に対して、渋ったみたいです。
文の亀岡修さんの名前は聞きなれないと思われるのは、宮崎駿監督が親交のある人物で、ノベライズに対して「彼が書くなら」と実現しました。
小説「天空の城ラピュタ」とは?小説版の特徴
小説版「天空の城ラピュタ」は、映画と違い、小説ならではの楽しめるポイントがたくさんあります。
そのため、映画を観た子供が触発されて、児童書として大人が与えて読ませることが多くいるのも特徴です。
宮崎駿監督が書いた挿絵が掲載されている。
これぞ、小説ならではですね。
カバーイラスト、挿絵のすべて宮崎駿自身が書いた水彩画が鉛筆が掲載されています。
挿絵も十数枚と子供を飽きさせないと思います。
映画では語られなかった舞台設定が描写されている。
映画では考察するしかなかった舞台設定がしっかりと描写されています。
シータの故郷であるゴンドアの谷や、パズーが最初にいた炭鉱夫たちの渓谷、またムスカたち軍事基地の背景も見ることが出来ます。
前日談と後日談が描かれている。
小説の中では、映画では語られなかった前日談と後日談が描かれています。
前日談にはシータがまだ飛行船に拉致される前が描かれており、後日談には映画のエンディングから半年後の2人の姿が描かれています。
パズーとシータはその後どうなったの?
ザックリと小説版のラストを開設すると、ラピュタは完全に崩壊しムスカによってですが壊滅した軍隊の後処理が大変だったようです。
パズーとシータは劇中でもあったように、ドーラ一家から解放されたようです。
小説版には、その後パズーとシータが再会したところまでが描かれています。
ドーラ一家たちはその後どうなったの?
小説版には、ラピュタ崩壊後のドーラ一家の行方も描かれています。
財宝をしっかり盗み出したとはいえ海賊家業を続けているようで、小説にはその後状況もか書かれています。
幻のエンディングのうわさは小説から?
「天空の城ラピュタ」には昔から、幻のエンディングのうわさがあり。
それは金曜ロードショーの「天空の城ラピュタ」の放送に対して「シータとパズーのその後が映っている」と言うものでした。
公式サイトにはそのことについての言及がハッキリあり、一部抜粋て紹介します。
ちなみに一部で「天空の城ラピュタ」に別のエンディングがあるという噂が流れているようですが、そういうことは一切ありません。恐らく、アニメージュ文庫で出ている小説版に後日談がほんの少し書かれており、また、映画公開後に宮崎さんが描いたイラストには後日談を連想させる物があること
上記で言われているイラストはたぶんこちらになります。
天空の城ラピュタ公開後、宮崎監督が一枚のイラストを描いた。あの物語のその後を連想させるかのような、たった一枚のイラスト。花束を持ったパズーがオーニソプターに乗って、シータに会いに行くイラスト。 pic.twitter.com/lkov4lAsjO
— ジブリ♥fan (@ghibli_fan11) March 26, 2023
実際こちらの画像が放送で流れたかは定かではない、だがこの「天空の城ラピュタ・幻のエンディング説」の真相は、小説版の最後を見た視聴者と、また金曜ロードショーではたびたび、ジブリ映画のイラストをエンドロールに差し込むことが度々あった。
また、ここ「パズーがシータを飛行機に乗って迎えに行った」と言う誰もが想像したであろう通説が流行るのは仕方がないだろう。