「ドラゴンクエスト・勇者アベル伝説」は、1989年放送されたテレビアニメであり、当時人気を博したゲーム「ドラゴンクエスト」を下地にした、オリジナルテレビアニメです。
全42話で構成された本作には、下地になった原作のキャラクターやアイテムなどが登場し、また登場キャラクターがすべてアニメオリジナルとなる完全アニオリ作品となり、また
徳永英明さんの歌うエンディングテーマ「夢を信じて」は、名曲中の名曲といえ、何度も再放送がされるなどし、国民的な作品ともいえます。
そんな作品ですが、実は私たちが知っている最終回と他にもう一つの最終回が存在していることはご存じでしょうか?
今回は、本作最終回と幻の最終回34話、なぜ現在それらが知られないのかもご紹介します。
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なぜ打ち切りになった?編集された
本作は、アリアハンの村で暮らす少年アベルが大魔王バラモスにさらわれた幼馴染ティアラを救うため旅に出る話です。
旅の途中で同じ村に暮らす怪力戦士モコモコ、剣士デイジーや魔法使いヤナック、また原作のキャラクターやアイテム、場所などが登場し、オリジナル展開で作品が展開に当時再放送をワクワクして何度も見ていた記憶があります。
ですが、放送当時はあまり人気が出なく32話で打ち切りになることが決まってしまう。
打ち切りエンドはBADエンドだった!
実はこの32話での打ち切りが幻のエンディングとなっている。
内容は、いよいよアベルが大魔王バラモスと対峙するところまで行ったのだが、なぜか時がすぎ年老いたティアラが子供たちに冒険の話をするという終わり方をした。
その話では、モコモコ、デイジィ、ヤナックは戦いのなか生きて帰れなかったことが告げられる。
幻の第43話とは?
だが、実は作品はその後第2二部が制作され11話が追加された。
再放送みた視聴者が観ていたのはこの第1部に第2部が追加されたものだ。
第二部を追加した際、打ち切りとなった前半部と整合性をとるため、打ち切りとなった32話と第2部の1話をひとつに編集し、放送したのだ。
よって当時は32話33話が放送され、32と11話の43話が全42話構成となったのだ。
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