使徒との初戦闘・海上・海中での戦闘を経て、前回大活躍だった新たな適合者「惣流・アスカ・ラングレー」
その自信に見合った、ヱヴァンゲリヲンの操縦を見せてくれた彼女は、そのまま日本ネルフ本部の所属となる今後ともシンジたちと作戦を共にすることになります。
今回は初号機、弐号機の2体同時攻撃と作戦行動が展開され、BGMに合わせた演出は必見の価値あり、多くのエヴァファンが口をそろえベストバウトに入れるシーンでもあり。
再構築された、新劇場版・破でもそのシーンをオマージュしたシーンがあり、庵野秀明監督にとっても特別シーンであったということでしょう。
ミサトのもとに転がり込むアスカとの生活の中で見せる、碇シンジのはっきりとした成長。
日本着任後、シンジたちと同じ学校に通うことになったアスカ。
グイグイとシンジに話しかけるところは、外国帰りの帰国子女というところか、沈黙の多かった作品が一気に明るさを宿します。
間髪入れずに始まった海岸線での使徒と対戦では、弐号機専用の武器やライフルを実装した戦い方を用いり、これまで硬い動きだったエヴァと使徒との戦い方に動きが加わり、特にエヴァ弐号機の作画は滑らかな動きと、しっかりとした作画に驚かされます。
戦闘終了後には、珍しくアスカと激しく口論する
ミサトの発案のもとに行われる、共同生活の中で見せる碇シンジの成長。
使徒との戦闘で負けてしまい、さらに使徒自身も形状を変化させ、作戦司令でもある葛城は、アスカとシンジにしっかりとした連係プレーをしてもらうため、アスカをシンジに続いて同居させることを思いつく。
コミカルに展開されるシンジとアスカの共同生活は、ファンの間でも語り草、新劇場版でも設定をあらたに、シーンが再現された。
敗北してしまった使徒に対し、作戦を前日に控えるなか、シンジとアスカはミサトが作戦のためネルフに徹夜することをしり、図らずもシンジは初めて異性と二人きりで過ごすことになる。
そのころミサトはというと、元カレだった加持リョウジにちょっかいを出され、そのことを同僚に赤城リツコに苦言されるも、笑って答えるミサトに対しリツコ自身が寂しさをにおわす表情が見受けられる。
使徒との再戦を迎え、ヱヴァンゲリヲン初号機と弐号機、シンジとアスカの息は共同生活のおかげで一糸乱れぬ戦いを見せ、使徒を完勝した。
戦闘では、美しいBGMと流れるようなカット割りは、ぜひ視聴して確認していただきたい。
まとめ・新たな隣人としてともに過ごすことになるアスカ
作品上、第二の主人公と言える惣流・アスカ・ラングレー。
作品内では、表面では自身とストレートなものいいで、快活な印象を持ちますが、後半のストーリーでは碇シンジと対となることで、作品を極限までシリアスにしてくれる、重要人物です。
アスカに触発されるよう、碇シンジの内面も成長しいつの間にか、物おじせず異性と口げんかにするまでに成長したことで、作品も彩を得ていきます。