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30年の時を越えて、水木アニメ「悪魔くん」

妖怪アニメの生みの親水木しげる。

3月7日、テレビ配信された水木しげるさんの生誕99周年を記念したオンラインイベント「水木しげる生誕祭」にてテレビアニメでも大人気だった「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版第6作の製作発表と水木しげるのもう一つの代表作「悪魔くん」の新作アニメの製作が発表された。

「悪魔くん」は水木しげるのアニメ化作品の中でも「ゲゲゲの鬼太郎」の次にあげられる出世作だ。

禁煙でも小学生などでも「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビ放映は大人気となっているが、満を持しての登場だ。

 

「悪魔くん」って、西洋妖怪の活躍を描いたモンスターアニメ。

日本の妖怪を描いた漫画やアニメ原作で有名な「水木しげる」。

「悪魔くん」はその中でも珍しく、西洋妖怪、

3人の悪魔くん

悪魔くんは水木しげるの中でも3回の改変が行われている。

主人公は初代2代目ともにパナソニック(旧:松下電器社長)をもじった松下一郎が登場し、3代目の埋れ木慎吾もまたも大手企業化の令息の天才児となっている。

年齢にばらつきはあるがどれも小学生中~高学年の才子で、悪魔ファウストの導きで西洋妖怪たちとの戦いと絆を描いている。

 

性格は自分の才気もあってか少し自信家ではあるが、敵対した妖怪や悪魔に対し反省するならば許しを与えたり、時には仲間に引き入れたりと、モデルとなった松下幸之助の性格も反映している、自身とやさしさを兼ね備えた人物となっている

\旧松下電器社長・松下幸之助/

初代・悪魔くん松下一郎の歴史「人類が平等に幸せな生活ができる社会『千年王国』の樹立を目目指した社会漫画。

1963~1976年にかけ貸本出版時代から書かれた作品。

水木しげる自身が精力的に書いていた時代っともあって、経済復興時代の面影をにおわす作品となっている。

大手電機メーカーの社長の令息・松下一郎を主人公にし、今までのおどろおどろしい水木作品の一線をかいた、作品がこの時誕生した。

 

 

2代目・悪魔くん山田慎吾の歴史「人類が平和に暮らせる、天国のような世界をつくる」

こちらは、水木しげるが1965年に講談社児童漫画賞をとっり、メジャーデビューを果たした自身が、少年マガジン向けに初代悪魔くんをアレンジしたものだ。

なんと連載と同時にテレビドラマ放映と言った異例の流れになっている。

内容はノストラダムスの大予言など当時では珍しい西洋カルト文化を取り入れていたが、実際は日本妖怪の存在が目立った。

登場人物もアドルフ・ヒトラーやミカエル、ルシファーなどどちらかというと西洋神話に近い。

 

3代目・悪魔くん埋もれ木慎吾の歴史「救世主の運命を背負い黒悪魔との戦いに挑む」

3代目悪魔くんは登場が1988年、月間コミックボンボンからの連載になり2年の連載期間を通し1990年に終了した。

水木しげるはこの当時すでにかなりのご長寿ともなったが、同作の主人公は現在はアニメ化を果たし、今回の生誕100周年を祝う形となったキャラクターである。

1~2と違い西洋妖怪・悪魔の登場に傾向があり、名実ともに「悪魔くん」となった最初の作品だ。

今まで日本妖怪を書いてきた錯書っとってかなりのビジュアル変化が執り行われ、悪魔のフォルムもかなり人間的だ。

これは西洋妖怪である悪魔に用いられる特徴で、水木しげる自身が今までに書いてきたキャラクターと違い小学生低学年から高学年まで親しみやすいフォルムとなっている。

 

 

 

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