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Netflixオリジナルアニメシリーズ「B: The Beginning」のセカンドシーズン

「攻殻機動隊」シリーズのProduction I.Gと映画「キル・ビル」でアニメーションを担当した中澤一登がキャラクターデザインと作画監督を務めたハイクオリティーアニメ「B: The Beginning」。

「B: The Beginning」はNetflixの独占配信作品でもあり、今のようにまだ配信作品が少なかった時リリースした作品だ。

その第2期となるNetflixオリジナルアニメシリーズ「B: The Beginning」のセカンドシーズンが3月18日、世界同時配信となった。

 

「B: The Beginning」とは

「B: The Beginning」の読みはビー・ザ・ビギニング、ある架空の国家で天才捜査官キース・風間・フリックと配属されて間もない星名リリィの二人が猟奇事件に挑む、クライムサスペンスだ。

 

第1期となるシーズン1もNetflixの独占配信となっていたが、現在2020年3月、ツタヤでレンタルすることが出来る。

 

アニメらしからぬ重厚なストーリーとしっかりと作りこまれた美術設定が合わさり、Netflixでの世界配信と言うこともあってかなりダークな大人アニメだ。

本作の中澤一登は、ジャパニメーションとして世界でも有名なアニメーターで、日本では作画監督として有名だ。

「サムライチャンプルー」「明日のナージャ」「残響のテロル」などデフォルメのきいたかわいらしいキャラクターを激しく動かし、日本のアクション作画監督としては筆頭として挙げられている。

作品に登場するキャラクターも、海外アニメと違いジャパニメーション特有のデフォルメだが、シリアスな作品にマッチしたキャラクターと時折見せるかわいらしい日常演技の細部にこだわりが見える。

 

 

 

 

「B: The Beginning」ファーストシーズンの内容をさら~っと

王立警察の伝説的捜査官キース・風間・フリック(CV:平田広明)と若手捜査官の星名リリィ(瀬戸麻沙美)は、群島国家であるクレモナで発生する凶悪犯罪者ばかりを習った、犯行現場に『B』と刻む、連続殺人犯“Killer B”を追う。

捜査のなか、謎の異形の怪人に変身する能力をもつ黒羽(こくう/梶裕貴)と出会いう。

犯行は次第にエスカレートしていく中、次第にキースとリリィは犯人の目星をつけるが……。

 

 

ファーストシーズンはどちらかと言うとキース、リリィが主人公と言ったところだ、凶悪犯はすべて、映画「セブン」ばりのグロテスクな殺され方をしている。

ストーリーの根幹は連続殺人犯“Killer B”を捕まえることだが、時折、翼をもつ少年黒羽が同じ翼をもった怪人たちと戦うシーンがある。

ファーストシーズンではその全貌は明かされず、ストーリーは“Killer B”事件解決へ向かっていく。

 

「B: The Beginning」セカンドシーズンの内容

“Killer B”事件から3カ月後を描いた、黒羽篇とも言うべき作品。

PVでは黒羽が白髪の青年と並んで話すシーンと、前シーズンで活躍したキースとリリィの活躍が描かれている。

 

前作より、背の伸びた黒羽と同じいで立ちの人物たちとにらみ合い、腕を刀剣にかえ戦う黒羽が爽快なアクションを繰り広げるシーンが見てとれる。

 

銃撃シーンが多く、第2期ではアクションとしての見ごたえが期待できそうだ。

狭い路地を疾走する車など、最新のモーションキャプチャーを利用した作画は、プロダクションIGの力量が垣間見える。

 

まとめ

Netflixから3月18日。

STUDIO I.Gと日本屈指のアニメーター中澤一登が手掛ける、クライムサスペンス作品アニメ「B: The Beginning」のセカンドシーズンが世界同時配信される。

 

前作の事件3か月後を描いた物語になっており、公開されたPVには、黒い羽根を生やした少年黒羽がマシンガンを構えるSPや怪人たちと戦うシーンが多く目立ち、セカンドシーズンはアクションシーンの登場が期待できる。

 

ファーストシーズンをすぐに見る

B: The Beginning | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

おこぼし

日本のアニメは世界でも大人気だ。

だが近年、海外の映画のクオリティーも捨て置けないレベルにまで達している。

だが、もしこのままネット配信の視聴需要が高まると、日本のアニメ作品自体がモデルチェンジする必要が出てくるかもしれない。

海外でもポップなキャラクターデザインのアニメ作品は多くあるが、ディズニー作品作品やピクサー作品など見ても、子供向けでもキャラクターに外国特有の体の特徴が目立つ。

日本にも本格的なリアル志向のキャラクター作品はあるが(攻殻機動隊など)、世界の中でも身長などが低い民族特有のデザインの偏りがある。

 

Netflixなど世界配信を念頭に入れた作品作りがふえると、日本のアニメ制作会社そのものもが最初から海外販売のための作品作りするための会社が現れるかもしれない。

 

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