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『竜とそばかす姫』・サマーウォーズとの続編説を解説

こんにちは。

劇場公開が始まり、数週間の中、ネットでは竜とそばかす姫はサマーウォーズの続編という噂が広まっていることを知りました。

仮想世界を同じく舞台にすることからこのような噂が流れたのでしょうけど。

 

今回は、映画を鑑賞した結果、この続編説と細田守作品のこれまでの作品を振り返り、

『竜とそばかす姫』・サマーウォーズとの続編説を解説したいと思います。

 

竜とそばかす姫がサマーウォーズの続編と言われる理由

「竜とそばかす娘」の製作発表がされその舞台が、2作目の「サマーウォーズ」同様、仮想世界を舞台にした物語と言うことから、公開前からSNSや情報誌では「サマーウォーズの続編」「その後の世界」など噂が流れていました。

実際、制作途中の映像からは主人公が高校生の女の子と言うことと、舞台が仮想世界と言う事だけが流れていました。

さらに、ファンの間では、サマーウォーズ以後の作品がどれもサマーウォーズほど興行成績を伸ばさなかったことにより、制作発表を目にしたファンのだれもがサマーウォーズのような作品を再度制作すると予想したのではないかと考えられます。

劇中でも女子高生と仮想世界と言う2つの舞台と家族の絆や恋を描いており、違う点を挙げるならサマーウォーズでは主人公が男子高校生の小磯 健二(こいそ けんじ)君から、竜とそばかす姫では高知県に住む女子高生の内藤鈴(ないとう すず) / ベル (Belle)が主人公となります。

竜とそばかす姫・作中のサマーウォーズとのつながり

実際の劇中でも仮想世界「U(ユー)」と現実世界の両方が舞台のメインとなっており。

オープニングシーンのカット構成はサマーウォーズのオープニングを彷彿とさせる内容でした。

公開前からその映像はユーチューブで公開されており。

そのことからも監督・細田守氏自身も意識して作ったのだと推察されます。

 

サマーウォーズの舞台と仮想世界

映画「サマーウォーズ」公式サイト (s-wars.jp)

では、まずは前作のサマーウォーズから振り返り、作品の特徴でもある仮想世界を振り返ってみましょう。

 

サマーウォーズのストーリー

サマーウォーズは、夏休み、高校2年生の小磯健二が、同じ高校に通う一つ上の先輩・篠原 夏希(しのはら なつき)から、夏休みの実家への帰郷の荷物持ち持ち掛けられ、その後、夏希の大叔母に当たる陣内 栄(じんのうち さかえ)へ「恋人」として嘘をつきなれない大家族のなかひと夏を過ごす。

と言ったところだ。

作中では養子の陣内 侘助(じんのうち わびすけ)との確執や、仮想世界オズで暴れるAI「ラブマシーン」の暴走など、家族愛とアクションを見事に融合した作品となっています。

子供にも大人にも楽しめる作品となっているため、テレビでの再放送が一番多く、また評価の高い作品となっています。

 

仮想世界(オズ)とアバター

サマーウォーズがここまで有名になったのも仮想世界と言う舞台を今までにない規模とレベルで表現できたのが要因でしょう。

監督の細田守氏もテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」などでも仮想世界を表現していましたが、サマーウォーズに至ってはより自分たち、街で暮らす誰もが使うSNSアプリケーションサービスとして登場しています。

 

仮想世界OZ(オズ)

オズでは、仮想世界の中で買い物やデジタル店舗、税金など公共サービスと言ったものが完全に定着し、実社会では誰もがそのアプリケーションないで使うアバター「仮想世界での自分」をもっています。

映像上ではあたかもキャラクターたちが息をしているように見えますが、あくまで拡張電脳世界としてであり。

その証拠に作中冒頭では、小磯健二が高校の部室で友達とパソコン画面ごしにオズのメンテナンスのバイトをしている姿が見えます。

 

また、作中のアクションシーンで活躍するキングカズマことOZ内の格闘ゲームの操作も現実世界でのタイピングによる操作となっているため、完全没入型のVRMMOの類ではない模様ですね。

オズ(OZ)の意味

オズ(OZ)は、osと別の読み方をすることもあり、その場合ゴッド、つまり神を意味します。

またファンタジー小説のOZの魔法使いでもその名が出てきており、仮想世界=夢の国と言う意味でつながっていますね。

理由としてはやはりOSという意味が強うそうですね。

竜とそばかす姫の舞台と仮想世界

竜とそばかす姫は、細田守氏が「おおかみこどもの雨と雪」を製作するにあたって立ち上げた「スタジオ地図」第4作品目となる劇場作品です。

2018年「未来のミライ」から3年の月日がたっており、おしりのコロナによる上映延期と制作の遅延が影響したと考えられます。

 

仮想世界U(ユー)

仮想世界UはサマーウォーズのOZと違い、ワイヤレスイヤホンによる完全没入型のインターフェイスを内蔵。

さらに、登録者の容姿や潜在意識をくみ取り、より本人と近く、また自身の隠れた潜在能力を仮想世界に投影させることができ、作中、主人公すずをディーヴァとして目覚めさせる要因となっています。

仮想世界内では世界中から人種を問わずあらゆる人たちが同時翻訳で会話を楽しんでいる姿が見られ、また仮想世界Uから独自権限を譲渡された自警団も存在します。

サービスは、サマーウォーズ同様に世界中で愛用されていますが、すずと同じ学校で通う同級生の中にはアバターを持っていない人もいるで、サマーウォーズのOZと違い、数あるバーチャルサービスの一つだと感じられます。

 

As(アズ)の意味

Asは英語で「~と同じ」と言う意味。IT用語では自立システムを意味し、作中ではアバターに代わり呼称されていることからも、本作において仮想世界のキャラクター=自身となり。

サマーウォーズでは、仮想世界の仮の姿(アバター)と言う設定から、竜とそばかす姫では仮想世界のもう一人の自分と言う側面が強調されています。

潜在的に歌のうまい人間はUの世界では歌のうまいAsキャラクターが作成され、逆に正義感の強いものや暴力的なものは、フォルムにも影響するため、既存のアバターと違い、外見に主人のイメージが否応なしに投影される側面があります。

 

竜とそばかす姫とサマーウォーズとの違い

竜とそばかす姫の中で、仮想世界はどうも商業ようのインターネットサービスというより、ユーチューブやティックトックのように自己表現できるSNSを媒介にした仮想世界のようです。

そのため、Uで活躍するAsプレイヤーには、世界的アーティストが音楽活動や芸術活動などを宣伝したり、仮想世界の中から現実世界のアカウント主に気軽に呼びかけたりする姿があります。

主人公たちにとって仮想世界とは?

サマーウォーズでは仮想世界の自分をアバターと称し、あくまでアプリケーション内の自身の呼び名だけであったが、竜とそばかす姫ではそれをAs(アズ)と呼称し、その意味からも現実世界の自信とあくまで同じ存在として描かれています。

「もう一人の自分」「別の人生」と言う触れ込みのもと、遊び場としての認知が強く、またサマーウォーズのように公共サービスの存在が薄く、示唆したりすることもありませんでした。

細田守にとって仮想世界とは

細田守作品ではたびたび仮想世界を題材にした作品が登場します。

「劇場版ワンピース―オマツリ男爵と秘密の島―」では、ルフィーたちがお互いを憎しみ会う幻の世界へ。

「劇場版デジモンアドベンチャー」では、デジタル仮想世界のモンスターたちが現実に現れ。

「時をかける少女」では、タイムリープする際の仮想空間など。

異世界転生ものではなく、現実とつながる世界。

細田監督にとって、世界はあくまで一つであり、現実世界とはかけ放さないことが、仮想世界をパラレルワールドや異世界でなく、あくまで時間軸を同じ世界にとらえることに、こだわりを愛情があります。

 

まとめ・細田守が仮想世界を「もう一つの世界」と称するわけ

「竜とそばかす姫はサマーウォーズの続編?」と言う噂の検証ですが、

実際の映画は仮想世界を舞台にしているもののサマーウォーズとは何のつながりも見られませんでした。

仮想世界もサマーウォーズと違い、SNSの娯楽サービスに近い形をとっており、現実生活に似た場所というより現実とは違いう人生や自分自身を味わうためのものでした。

また、細田守監督の過去作品の多くで仮想世界やパラレルワールドと言った題材を多く作品に好みながら、現実ドラマを重視するしっかりとした作風が確認できました。

 

劇場で「竜とそばかす姫」を鑑賞する際は、細田守監督の得意とするテーマでもある仮想世界と人間ドラマをしっかりと味わえますよ

 

「竜とそばかすの姫」公式サイト (ryu-to-sobakasu-no-hime.jp)

ご拝読ありがとうございました。

 

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