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旧劇場版・エヴァンゲリオン|シンジとアスカはなぜ生き延びることが出来たのか?

アマゾンプライムでついにリリースが開始された・「新劇場版・エヴァンゲリオンⅱ」

今までDVDやBlu-rayを買ってうきうきしていたのは一体何だったのか……

 

そんな中、新劇場版エヴァンゲリオンのラストでは、旧劇場版のオマージュとも呼べるシーンが挟まれていたことで有名です。

監督・庵野秀明氏の「卒業」と言う言葉から、テレビ版・旧劇場版を補完する形でのシーンであることが明白な印象的なシーンでした。

 

今回はその、新劇場版で旧劇場版を補完する理由ともなった旧劇場版のラストで、何故シンジとアスカだけが生き延びることが出来たのか、解説していきたいと思います。

 

旧劇場版・新世紀エヴァンゲリオンのラスト

新劇場版と対になる旧劇場版大きく異なるのはそのラストが秘密結社ゼーレ主体による裏死海文書を下地にした人類補完計画でした。

その目的は、進化の臨界点に達した人類が新たな生命として進化するために本来1つの生命体であった人類を、他者との境界線をなくし、魂を一つにするという目的です。

 

人類補完計画は最終的に、ガフの扉(魂の変える場所)を発言しロンギヌスの槍と覚醒したヱヴァンゲリヲン初号機を依り代に、地球生命のすべてのATフィールドを溶かし、人類を魂だけの存在にし、統合することになります。

 

ラストは碇シンジの手によって世界の変換が託されたのですが、人類補完計画はシンジとアスカ二人を残し、失敗となりました。

 

浜辺に打ち上げられるシンジとアスカの意味

アスカは何故、シンジと一緒に浜辺に打ち上げられていたのでしょう。

シンジは最後、他者と交わることを拒み、一人一人が個として生きることを望みました。

それ故、シンジが浜辺に取り残されるのはわかります。

 

 

アスカはなぜ他の人たちと違い生き延びることが出来たのか。

ですが、アスカは一体どういった理由で取り残されたのでしょう?

アスカの性格や旧劇版での幻想の中でのシンジに憎しみをぶつけるシーンを見れば納得もできますが、なら他の人類は言った何故、LCLの生命のスープに戻ってしまったのでしょうか?

「死にたくない」「生きたい」

家族がいるものや、野心に胸を焦がす人間もいたはずです。

潜在的に他人との境界線がなくなることを望んでいることもあるでしょうが、それにしても一人残らず。

一体どうして人類のただ二人だけが生き延びることが出来たのでしょう?

 

エヴァのパイロットだからシンジとアスカだけが人類補完計画から生き延びることが出来た

答えは以外。

単純にヱヴァンゲリヲンに乗っていたからです。

人類一人一人には独自にATフィールドが本来備わっているのですが、ヱヴァンゲリヲンは独自にATフィールドを持っています。

つまり、パイロットが乗っている状態ではATフィールドが二枚、貼られているわけですね。

 

シンジが生き延びた理由

ヱヴァンゲリヲンの世界では最終局面、シンジとアスカだけがヱヴァンゲリヲンに搭乗していました。

人類補完計画の際、人類全体のATフィールドが融解したのは、正確には綾波レイとリリスが融合したのが始まりでした。

 

その後ネルフ本部で生き残った伊吹マヤたちの前に死んで魂となった人間たちが姿を現し、次々とATフィールドを融解していきます。

そして時を同じく、まどろみの中シンジは融合していく集合無意識の中に溶け込んでいきます。

ですが、それを拒絶した際、ヱヴァンゲリヲンは自らの力で融合から抜け出てきました。

つまり、2重のATフィールドは健在であったわけですね。

 

もちろん、シンジが自らの意思で他社との融合を望めばATフィールドは融解していました。

儀式中、ヱヴァンゲリヲンが自らロンギヌスの槍で自身を貫いたのは、ATフィールド中和無効かす効果がありましたので。

 

アスカが生き延びた理由

ではアスカはいったいその時どうしていたでしょう。

集合意識の中、アスカはシンジの前に現れました。

はっきりと自分の意志と憎悪を示し、溶けてしまった他の人たちと違いはっきりと姿を現して。

つまりシンジと同様に第一波のATフィールド融解を逃れた証拠です。

 

アスカは最終局面で、エヴァ量産機に捕食され、ヱヴァンゲリヲン2号機は活動停止しました。

電源も切れたはずなのにどうして、エヴァのATフィールドが発生したのでしょう?

 

ヱヴァンゲリヲン2号機のATフィールドが生きていた理由

推測ですが、ATフィールド自体、人間自身が本来持っているものです。

つまり、電力など本来必要としていない節があり、その所在はむしろ肉体自身にあると考えられます。

活動停止してしまったエヴァは、南極で回収されたリリスから研究開発された肉体でできており、リリスは半身を失ても生きていることからも、エヴァの肉体には死の概念がないと思われます。

死なない故、ATフィールドは常に健在であり、2枚のATフィールドに守られたアスカは人類補完計画の第1波を免れることが出来たんですね。

その後、シンジ同様集合意識に飲み込まれ、シンジと対面と言ったところでしょう。

 

量産機との戦闘の際、大破したことが懸念ですが、アスカ自身生きていることからも、プラグ周りわ無事だったと考えられ。

劇中でもエントリープラグが大破した描写はありませんでした。

 

まとめ

いかがでしょう?

完結したシン劇場版もいいですが、作中補完された旧作の意味を振り返るのもありなんじゃないでしょうか?

 

ヱヴァンゲリヲンにはまだまだ謎と考察が多く、現在でも回収されていない謎も多々あります。

 

多くを語らず作品が完結した今、確認できるのは公式設定の発表を待つ以外ありません。

では、

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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