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【天空の城ラピュタ】ラピュタ文明が滅んだ理由は?

こんにちは。

 

宮崎駿監督の劇場版第2弾であり、スタジオジブリとして初の劇場長編アニメ作品「天空の城ラピュタ」

 

作品の中ですでに滅んだ文明として語られている「ラピュタ文明」ですが、作中の冒頭のOPでは、わずかにその発展と衰退、滅んでしまった理由が描かれています。

 

今回は「なぜラピュタが滅んだのか?」「滅んだあとは?」を考察していきたいと思います。

 

 

ラピュタ文明はなぜ滅んだのか①疫病の蔓延(公式)

徳間書店・天空の城ラピュタ ロマンアルバムのコラムの中に「ラピュタ帝国の謎」と言うコラムがあります。

その中で

「ムスカ一族の中ではラピュタ文明は疫病により滅んだ伝えられている」と記載されています。

ラピュタ文明はもとはパズーたちのように鉱山物質により航空技術が発展し、地上から上空へ、

その繁栄の地を写していったことがOPニングでもわかります。

 

最終的に飛行船だけでなく大規模な陸地をそのまま浮かせるまでに至り、科学力も十分にあったと思われます。

 

疫病が蔓延した理由

疫病が蔓延した理由は科学力と言うより、自然の摂理によるもので

 

OPの中には小さな湖ごと空へ飛び立つ島も目につきます。

 

人間の生活で水はなくてはならないものです。

 

空を埋め尽くさんばかりに航空技術が発展した故、私たちと同じように環境汚染などが進み、陸地などから持ち帰った病原菌が蔓延したと考えられます。

 

地上人に至っては、残った自然による環境の回復や免疫を十分に持っていても、菌の少ない上空で生きるラピュタ人にとって致命的なものだったのでしょう。

 

ラピュタ文明はなぜ滅んだのか②恐怖政治による戦争

作中では

ムスカ大佐はラピュタ文明を恐怖により地上を支配していたと考えられます。

またラピュタ文明は王様の姿が確認でき、貴族社会であったことが考察できます。

 

貴族社会であり、さらに恐怖政治であることから、滅んだ理由は国同士の内乱や戦争によるものと考えられます。

 

単純に地上を支配するだけでなく身内同士でも権力に取りつかれたのでしょう。

 

なぜ戦争で滅んだのか?

 

作中OPでは飛行文明が下手(左)から上手(右)側に流れていく場面が見られます。

 

ですが、少しすると打って変わって上手から下手に、まるでぶつかるように映像の方向が変わります。

 

これは単に繁栄から衰退の「逆行」をあらわすのではなく「対立」をイメージさせます。

 

風の谷のナウシカでも大きなタペストリーの流れは歴史を表すように下手から上手への「右へ右へ」の一定の方向で流れていきます。

 

またラピュタの島々を黒雲が取り囲み雷が落ちることからも「戦争」をイメージさせます

 

あれだけの文明が天変地異で地上へまっさかさまなんて考えられませんから。

 

滅んだラピュタ文明

作中でラピュタ文明はすでに滅び、シータやムスカ大佐など生き残ったごく一部の一族だけに伝承が言い伝えられているだけとなっています。

 

作中では墜落した島から大陸へ広がっていくように人々が広がっていく場面が伺えますが、科学力自体はそもそも残っていたわけで、もう一度大陸を空へ飛ばそうと考えて一族たちも多かったのではないのでしょか?

 

それでも文明自体が滅んだのは、ラピュタ文明がもつ科学力は平和的な使い方をしっかりと管理できる法律や政治の地盤が出来ていない、人類文明として若い状態では、核兵器のような恐怖の対象にしかなれないからでしょう。

 

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